MISSION / IMPACT

活動・取り組み

使われなかった素材から、新しい価値を。

私たちは、ものづくりの現場で生まれる“端材”や、本来なら見過ごされてしまう素材に、もう一度目を向けています。
少しの工夫や発想の転換で、そこから新しい価値が生まれる。そんな体験を積み重ねながら、日々のものづくりを続けています。

素材を最後まで生かすことは、環境へのやさしさにもつながります。私たちが目指すのは「サステナブルだから選ばれる」ものではなく、思わず誰かに贈りたくなるような、心の通うプロダクトです。
環境のために我慢するのではなく、自然と“いいね”と思えるものを通して、気づけば循環が生まれている——そんなあり方を大切にしています。

様々な素材、技術と出会いながら、そこに新しいデザインや使い方を重ねていく。その過程そのものが、人や土地、素材をやさしくつなげていくと信じています。

そうした出会いや共創の中から、素材も人も、もう一度輝ける場が生まれていく——
それが、私たちの考える“余白から始まるものづくり”です。

PROJECT

主なプロジェクトご紹介

「見えない余白から、贈れる一皿へ。」

鹿児島県の豊かな大地で育つ黒牛。
その肉質は柔らかく、香り高く、全国的にも評価の高いブランド牛です。
しかし一方で、部位やサイズの規格外という理由から市場に出にくい部分も少なくありません。

TOHは、この「見えない余白」に着目しました。
生産者の方々が手塩にかけて育てた黒牛のすべてを、
“まだ構成されていない素材”としてもう一度活かしたい。
その想いから誕生したのが、「鹿児島黒牛ミートパイ」です。

ローストビーフの製造過程で生まれる端材と、
鹿児島黒牛の旨みを掛け合わせ、ひとつの“再構築されたうまみ”としてデザイン。
香ばしいパイ生地の中には、黒牛特有の深いコクと脂の甘み、
そして時間をかけて仕込んだ赤ワインソースの余韻が広がります。

「余白」と「余韻」。
TOHの哲学を体現するこの一皿は、
“贈れるほど美しい再構築”を象徴するプロダクトとなりました。

このプロジェクトを通じて、
鹿児島県の生産者、職人、そして私たちがひとつのチームとして手を取り合い、
食の価値を“もう一度、組み直す”という新しい挑戦が始まっています。